2011年4月20日水曜日

地震断層観察館・体験館を見学


淡墨桜の次は、あわせて行きたいと思っていた「地震断層観察館・体験館」へ行きました。
ここは、1891年(明治24年)10月28日の早朝に発生した「濃尾地震」の断層が隆起した場所で、その場所を博物館として断層を観察できたり、地震について学ぶことができます。
折りしも、東日本大震災の後だったので、地震や防災に関心を持つ人が増え、見学者も以前に比べると多いようでした。


写真は館外にある、断層の様子です。私が写真に矢印を書き加えていますが、これだけの高さ分隆起をしてしまったわけです。自然の力は恐るべし・・・です!


館内は地震に関することや、プレートの位置関係、濃尾地震が起こったときの様子など、貴重な資料が保存されていました。


これは、昔使われていた地震計のようです。今のように緊急地震速報がない時代、この機械は貴重な存在だったのでしょう。


通路には過去の地震の名前や地震の規模を示すマグニチュードが記されています。
いずれここにも3月11日の東日本大震災も刻まれると思いますが、昔から日本は地震国ということがよくわかります。


こちらがこの観察館のメインともなる、断層の観察場所です。
元の高さからだと6mも隆起したということですが、相当の力が地面にかかったということです・・・。



このほか、関東大震災、阪神・淡路大震災などの資料もあり、ますが関東大震災以後の復興の資料もあり、貴重なものがたくさん保管され、手にとって読むことができます。
館内には濃尾地震や関東大震災の地震の救出の写真がありましたが、この風景は今も昔もほとんど同じ光景でした。また、義捐金の話や、孤児院についてのことも触れられていて、地震と日本との関係が垣間見えてきます。
また、過去の地震の資料もあります。すでに3月11日の東日本大震災の新聞も置いてありました。

地震というのは、あらためてさまざまなものを一瞬にして奪ってしまうものだとつくづく感じました。
そして、どこに来るかわからないものだとも思いました。今も余震があちらこちらで続いています。日ごろからの備えが大事・・・この場所はそう私たちに問いかけているように思います。
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