2010年12月18日土曜日

ノーマイカーフリーチケットで周る大阪-未来の科学人を育てる場-


続いては、地下鉄四つ橋線肥後橋駅で降り、「大阪市立科学館」へ。
科学館といえば、私のような名古屋の人間は、名古屋の地下鉄伏見駅から徒歩数分の今は新館準備で閉館となっている名古屋市科学館がデフォなわけですが、しかし、大阪の科学館というのも結構面白いと聞いたことがあるので、やってまいりました・・・!
この科学館、名古屋の科学館と比べ、建屋こそこじんまりとしているものの、その前身は大阪市立電気科学館だそうで、その開館がなんと1937年(昭和12年)ということで戦前からあるわけですね・・・!しかも、その当時からプラネタリウムがある!という当時を考えると、かなりのハイテクをいっていたのだと思います。また、鉄腕アトムなどのアニメでおなじみの故・手塚治虫氏も幼少の頃から通い始めたという、歴史のある科学館だそうです。

さて、常設展示から見ていきますが、ここは一度エレベーターで4Fまで上がってから、下層階まで下がっていくという見学の仕方です。


エレベーターを降りて目にとまるのが、この太陽系惑星の模型。いかに太陽が大きいかわかります。



展示品は日常生活に関わるものを中心に子供にもわかりやすく展示しているところがとてもよかったです。


また、大阪とノーベル賞ということで、あの湯川博士やノーベル物理学賞受賞者の南部陽一郎氏についてのコーナーがありました。地域色があって一番印象的でした・・・!
名古屋も縁のあるノーベル賞受賞者を輩出しており、以前「小林・益川・下村ノーベル賞展」という企画展こそはやりましたが、やはり郷土の誇りであるので、できれば常設にしてほしいですね。

それから、常設展の次はプラネタリウム。

入り口に入ったところに、前身の電気科学館時代の投影機、ドイツのカール・ツァイス社の「カール・ツァイス2型」が展示してあります。ちなみに名古屋市科学館の旧館時代の投影機は同社「カール・ツァイス4型」で、来年3月の新館には同じカール・ツァイスの「ユニバーサリウム9型」が導入されます。

今回のテーマは「アジアの星と神話」。
世界の多くの国では「しし座」「ペガスス座」・・・など、これらは西洋の国の呼び方なんだそうですが、日本のお隣の中国では別の呼び方をしているそうで、星座の数も中国のほうが圧倒的に多いそうなんです。(下品ですが、厠(トイレ)や屎(ウンチ)なんていう呼び方の星座もあります・・・笑)
それにしても、ここの学芸員さんのお話かたが面白い!
みなさんご存知の「オリオン座」ですが、ちょうど腰の部分にあたるところに二等星が3つあるのですが、普通「ミンタカ、アルニラム、アルニタク」と説明するところを、「興毅・大毅・和毅と、わかりやすくこの星を亀田兄弟と言いましょうか・・・」
って、プラネタリウムまでも笑いを取ろうとするところが、やっぱり大阪ですね!(笑)


なお、このプラネタリウムで使用されている投影機は、現在は「コニカミノルタ INFINIUM L-OSAKA」を使用しています。

ただ、科学館、唯一難点は入館料が高いこと。大人:常設展400円で、プラネタリウムが600円!
今回はノーマイカーフリーチケットで2割引してもらったので少し安くついたものの、通常は両方で1000円します。
名古屋や東京の同系統の科学館はもう少し価格が低めなので高く感じるのかもしれませんが・・・
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