2011年9月29日木曜日

htmlとxhtmlの話

またWeb話です。
まぁ、しばしお付き合いを・・・

今回は「htmlとxhtml」の話。そもそもこの2つ、どう違うのか・・・?
後者は前者の拡張性の高い後継版として誕生したと言われています。
・・・が、意外とxhtmlが普及しなかった背景があります。
それが、Windowsに標準装備され、世界的にもシェアが高いあのInternetExplorer(以下、IE)の存在です。
xhtmlはコードの中にある、meta http-equiv="Content-Type"のところに「content="application/xhtml+xml」と表記することを推奨されていますが、
この表記がIEでは文字化け、もしくは表示されないというエラーが起こるからです。
そのため、「content="text/html」と表記しないといけなくなることが必須となってきます。


こうなると、xhtmlを機能を十二分に扱うことが難しくなってきます。

もう一つは、記述方法が異なること。
例えば、行を改行するときに使う
。これを現在世間で多く使われている、
html4は あいうえお<br>
 と単に記述すればよかったのですが、
xhtmlは あいうえお<br />
というようにタグにそれぞれ半角の空白を入れ、さらにスラッシュ(/)を入れないといけません。
・・・という感じでこのhtmlとxhtmlは似ているようでプログラム的には全く別物のような感じです。
ただ、経験談ですが、多少混同してもブラウザが修正してくれるため、ある程度はきちんと表示されます。が、あまりウェブデザイン的には美しくないので、できる限り忠実にこれらのコードを書くことが大切です。

ちなみに、大手のyahooや楽天市場なども今のところhtml4を採用しています。

ただ、最近、スマートフォンの普及などの影響もあり、スマートフォンをターゲットとしているサイトはすでに次世代のhtml5を採用しているところもあります。
ただし、こちらもIE~8までのブラウザは未対応で、WindowsXPはIE8までしか搭載できないということで、PC用のサイトではお見かけしたことはあまりありません(ちなみにgoogleはhtml5をすでに採用していますが、IE~8でアクセスしても問題ないようになっています)。
(まぁ、firefoxやgooglechromeなど、html5に対応したブラウザに乗り換えてしまえば別にそんな心配はないのですが、やはり標準装備のIEから他のブラウザに乗り換える方はあまりいないと思います)

数年後、HTML/XHTMLの世界がどうなっているのか、少し楽しみな気もします。
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