2010年11月7日日曜日

おいしいコーヒーの楽しみ方とは・・・?


11月に入ってすでに1週間が過ぎようとしています。最近、やや寒くなり温かいコーヒーや紅茶などがおいしい季節になったと思います・・・!
そんな中、名古屋市守山区にある、東谷山(とうごくさん)フルーツパークにて、富士コーヒーさんによる「おいしいコーヒーの楽しみ方」という講座を受講してきました。


まず、富士コーヒーの塩澤敏明社長からコーヒー学入門ということで、日本で消費されるコーヒーのほとんどがブラジルやコロンビアなどの国からの輸入でどうゆうカタチで私たちの口に入るまでの過程についてお話がありました。コーヒーの豆は加工段階での手間ひま(天然乾燥をさせる場合は40日ほどを要する)と、輸送中の事故(特にコーヒーはにおいを吸収しやすいものなので、他の物のにおいを吸収してしまう)など、私たちが普段、口にするコーヒーの裏側にはさまざまな高いリスクがあるそうです。
それから、これはCOP10の話とも通ずることですが、コーヒーを生産する農家の方などに対して適正な賃金を払い、教育や医療の機会を提供する「サスティナブルコーヒー」。それから、森林や水、土など、環境を保全する目的とした「認証コーヒー」など、持続的可能なコーヒー社会をつくっていくための話がありました。
なお、この講座、ここ何年か毎年開催されているそうですが、昨年まではおいしいコーヒーの沸かし方などが中心でしたが、今年からこういった生物多様性に関する、割と専門的な内容に触れるのは初の試みだそうです。

さて、お待ちかね(?)の試飲タイム・・・!ですが、写真にあるように2種類のコーヒーが参加者全員に用意されました。これ、2つとも種類も味わいも違います。


写真では伝わりにくいのですが、
(左)が「アラピカ種」といって「酸味が強い」のが特徴。
(右)が「カネフォラ種」といって「麦を焦がしたような苦味が強い」の特徴です。
また、アラピカ種はおもに「ブラジル、コロンビアなど」で栽培されるのに対し、カネフォラ種は「ベトナム、インドネシアなど」というように種類によって産地も異なります。
最後に印象的に残ったのは、やはり日本独特の話。
みなさんもよく耳にした事のある「ブルーマウンテン」や「キリマンジャロ」など、日本ではとても有名で高級扱いされるブランドですが、しかし、海外では必ずしもそうではなく、決して高級でクオリティの高い豆ではないという話。これは日本での”ブランド志向”が強いということも一因だそうです。このあたり、ワインと似ているなぁ・・・と私自身は感じました。


また、フルーツパークでは講座のほかに、フルーツ館という建物の中でコーヒーの試飲や器具、豆の販売も行っていました。こちらでもまた試飲させていただきましたが、講座のコーヒーとはまた違うものだと、富士コーヒーの方はおっしゃっていました。
コーヒーはとても健康に良く、ガン予防やダイエットにも良いそうです。ちなみに私はダイエットとかはあまり関係なく飲んでいますが、昔は牛乳と混ぜて飲むのが好きでしたが、今はブラックで飲み、豆の違いを楽しむことが好きです・・・!

それにしても、この東谷山フルーツパーク、また改めて行きたいと思いました。
今、ちょうど秋の実りの時期を迎えています。
名古屋市内ですが、山手にある静かなところですので、おすすめです!
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