2012年4月29日日曜日

「榊莫山展」三重県立美術館

今日は、三重県津市にある、三重県立美術館に行ってきました。
実はここには初めて来ました。何度か、横を通り過ぎたことはあるのですが・・・

それにしても、この美術館のロケーション、とても良いですね。
行ったことがある方々にここは良いと聞きましたが、本当に自然に囲まれた素敵な美術館です。


さて、今回、こちらの美術館に足を運んだ目的は、特別展の「受贈記念 榊莫山展」です。
そう、あの焼酎「よかいち」のCMや、近鉄20000系団体専用電車「楽」の文字を作成された、”莫山先生”です。
榊氏は、同県伊賀市の出身。残念ながら、2年前に他界されてしまいましたが、ここ三重県立美術館に108点もの作品を寄贈されたそうです。
今回は受贈記念ということで、特別展が催されています(5月20日の日曜日まで)。

個人的な感想としては、榊氏の作品のイメージは漢字一文字を大胆に扱った書のイメージがありましたが、会場に足を運ぶと、絵画や、大胆な書とは真逆のいわゆる、”かっちりとした文章”を書いていたことにも驚かされました。また、 他の芸術家の方々との交流もあったそうで、幅広い芸術観を持っていたことがよくわかります。

その中で、一番私がお気に入りだったのが、「伊賀八景」。
絵画と文章を織り交ぜて描いた作品です。
これは、 榊氏が生まれ育った、伊賀のまちなみや、自然豊かな青山山地の風景などを表現したものです。榊氏は、この伊賀の自然をとても愛された方なのでしょう。
私もおみやげにこの伊賀八景の作品のポストカードを購入しました。

なお、 そんな伊賀の山々の風景を近鉄電車の車窓から今もなお、垣間見ることができます。
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