2011年7月2日土曜日

「安城駅誘致合戦」を聞きに行った


今日は安城市にある、「安城市歴史博物館」に行ってきました・・・!
まずは、JR安城駅前から、あんくるバスというコミュニティーバスに乗車しました。
ただ、気をつけないといけないのが、バスの本数が少ないのがネックです。


同博物館では、「汽笛一聲(きてきいっせい)・安城駅120年」という催し物が開催されており、本日は同博物館の学芸員の天野信治さんによる講演会「安城駅誘致合戦」が開催されました。
まずは、講演会を聞いたのですが、安城駅を中心とした誘致合戦の話を聞いて、さいたまの鉄道博物館の資料や、新旧の安城市史を参考文献として調べられていたのですが、意外にも120年も前の話であるため、確たるものは存在していないそうです。
しかし、駅をどこに置くかという誘致合戦は行われていたようで、当時の鉄道局は現在の安城駅の位置を、対して地元愛知ではそれより西側の明治用水に近い現在の三河安城駅を要望していたりと、なかなか駅の位置は決まらなかったという経緯があるという実態があるようです。
結局、現在の安城駅の場所になったわけですが、当時は田んぼだけしかなかったらしいのですが、駅ができると、それまで安城より南の桜井の町にあった郵便局が安城の駅近くに移転してきたり、駅前に運送業者や印刷業者、さらに旅館ができたりと、まちは一変してきたそうです。

<現在のJR安城駅>
その上で、農業都市という部分を強調し、「日本のデンマーク」という位置づけでもって、今日までの発展に至る・・・と本当はもう少し細かい話があるのですが、本ブログでは端折らせていただきますが、安城は駅とともに発展してきた・・・ということが、講演のあとで見学した展示スペースの資料からもハッキリと伺うことができました。

この後、常設展示も見学させていただきましたが、弥生時代の土器や古墳などが安城で発掘されてきたこと、安城の農業の発展には欠かすことのできない、明治用水を計画・実現させた都築弥厚の功績、さらに農都として安城がどのように発展してきたかということもこの博物館で垣間見ることができます。
と、ほんのちょっぴりですが、安城の歴史と文化に触れた日でした。


最後に、博物館近くに広がる田園風景を撮影。
やはり、ここは日本デンマークでした・・・!
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