今日は、愛知県の東三河地域の中心地、豊橋市まで行ってきました。
今回の目的は、「LRT都市サミット豊橋2013」へ。ここは愛知県で唯一、いや、岐阜市が廃止されからは東海3県唯一の路面電車が走る街です。
運営しているのは、豊橋鉄道。
民間の鉄道会社ですが、市民の足として親しみやすさから、「市電」と呼ばれています。
写真の電車は、元・名鉄780系。そう、2005年の岐阜600V線廃線で、岐阜から豊橋へやってきた電車。製造は1997年と比較的新しく、足回りもVVVF制御という省エネ電車。
この電車の導入により、旧形式の車両を一掃し、豊橋の市電の主力になりました。
まぁ、この日は、T1000形「ほっトラム」とは会えませんでした。
メイン会場近くのテントには、豊橋市の今日今日交通政策PRパネル展があったり、
「エコモビ」PRブースなどがありました。
スタンプラリーもありましたが、時間の関係で回ってません(汗)。
さて、シンポジウムが始まる前に、ちょっとだけ会場を離れ、「こども未来館 にこにこ」へとやってきました。というのも、さっきのスタンプラリーの用紙を見せると、無料で入場できる特典があったからです。目的は、館内にある、レトロ電車「モ3700形」を見に行くため。同車は780系に押されつつ、引退が決まったような形。
車内は見学可能で、昭和レトロ感いっぱいの雰囲気。
最新式の超低床式LRT車両とはまったくもって違う、ある意味、趣のある内装です。
なお、この電車、単に保存をしてあるだけでなく、ちょっと改造してあり、運転シミュレータもあり、市電の運転体験もできます。子どもたちにはここが大人気のコーナーのようです。
さて、メインの会場に入ります。
路面電車をもつ都市のブースがいくつかあり、ここにはポスターやパンフレットが配置されていました。
いったことのある都市、まだ行ったことのない都市もあり、いずれは路面電車がある都市はすべて制覇したいところ。
こちらは、株式会社メイエレックさんの開発中の製品「センサネットワーク 在線案内システム」というそうで、電車から無線通信で位置情報をキャッチし、電車の位置案内をしたり、応用的に地域情報やニュース、災害時にはまちの情報スポットにもできるようです。
メイエレックさん、名鉄グループの会社だけあって、交通系システムには強いですね!
さて、本題のシンポジウムですが、豊橋市長をはじめ、路面電車をもつ自治体の首長の方や、JR東海の須田相談役も講師として来られておりました。
が、話すと長くなるので、要点だけ。
・1970年代を境にモータリゼーションの影響もあり、路面電車の廃止が相次ぎ、2000年前半まで続いた。
・しかし、21世紀に入り、路面電車が見直され、近年は路線延長や新設の動きも。
・路線延長に際し、大きなターミナル駅直結が流行っている模様。
・超低床式LRTを導入する自治体が相次ぎ、車両購入には、公費の制度を用いているところが多い。
・つい、先日、名古屋市がLRTの調査をするにあたり、予算をつけ、これが豊橋にも良い影響を与えるのではないかということ。
・・・と、他にもあったような気がしますが、私が印象に残ったのはこんな感じ。
ただ、新幹線にしろ、LRTにしろ、今後は鉄道運営には私財で運営するのは困難。
税金を使って、導入していくほかないようですが、そこには丁寧な説明が求められるように感じました。
また、JR東海の須田相談役からもお話があった、日本の交通機関が不便に感じる、会社が異なるところでの「初乗り運賃」が公共交通の発展の妨げになっている点の指摘。
例をゆうと、地下鉄鶴舞線と名鉄豊田線の乗り入れしている区間をまたぐと、運賃が高くなりますが、こういう事象をなんとか会社が異なっても連続した運賃体系にならないだろうか・・・という話。
これは、確かに・・・と思わずうなずいてしまいました。
個人的には、せめて紙のキップは無理にしても、ICカードでは対応できないか、と思いましたが・・・
なお、今回のシンポジウムの開催地、豊橋市。
路線延長や、ほっトラムの2編成目などのニュースはありませんでした。
しかし、市長がおっしゃっていたことで、一番、私個人的にビックなニュースは「路面電車と路線バス」の乗り換えをスムーズにする設備を重視させるということ。
これは楽しみなこと。
そして、シンポジウムを終えた帰り、「おでんしゃ」という、路面電車でお酒やおでんを電車に乗りながら楽しむイベント車両が停まっていました。
この電車、夏はビール電車となります。モ3100形、こちらも名古屋市電の生き残り。
てことは、今走っている電車で、豊橋鉄道の純新車は「ほっトラム」だけってことですね(^^;)
そのほっトラムを今回は写真で捕獲できませんでしたが、それ以上にレアな、おでんしゃを見ることができて、ある意味、ラッキーだったと思いました。
一度は乗りたいですね・・・!