2013年9月28日土曜日

三重・四日市のナローゲージ電車、「公有民営方式」で存続へ

http://news.mynavi.jp/news/2013/09/28/011/index.html
三重県・四日市市を走る、近鉄内部・八王子線が、存続するかどうかの瀬戸際にありましたが、この度、「公有民営方式」で存続することが決まったようです。

とりあえず、存続が決まったのは地元の方や関係者の方々はホッと・・・ですが、
この路線、同鉄道の名古屋線や湯の山線と違い、特殊狭軌というきわめて狭い線路幅であり、かつ車体も小さくなるため、新車開発にも相当な費用が掛かることが予想されています。
このシステムと同じものを採用しているのは、三岐鉄道北勢線
こちらは、近年、従来から走る車両に冷房をとりつけたものの、古い車両のままであり、しかも、最高速度が低いため、抜本的な輸送力の解決にはなっていない感じも見受けられます。

とはいうものの、特殊狭軌から、広い狭軌や標準軌に拡幅するにも、莫大なお金がかかり、簡単にはいかないところもあります。
ただ、いずれは最高速度80km/hあたりで走行できる、車両の開発や軌道の敷設を考えていく必要があるように思います。
いっそ、三岐鉄道と共同開発で少しでもコストを抑えることはできないのか?というのと、
それを引き受けてくれるメーカーがいるかどうかも重要なカギとなると感じます。
さしずめ、多くの小型低床LRVなどの製造で実績のある、新潟トランシスか、アルナ車両などが有力に感じます。

そして、もう一つは、どう乗ってもらうかというコンテンツ作りですね。
これは、地方鉄道での今もっとも重要なテーマでないでしょうか。
四日市の実情に合ったもの(たとえば、沿線の”とんてきのおいしい店”めぐりとか)を模索しながらやっていくとかいう方法もあるように感じます。
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