今日は、お昼から名古屋市中区の伏見界隈をあいちトリエンナーレ2013を堪能。
まずは、腹ごしらえに「まるさ水産」でランチ。
ユッケ丼おいしかったです!
さて、まず納屋橋会場から。
境界というテーマの下、政治的なものなどジャーナリズム的要素を含んだ作品が目立ちましたが、
ここは普段は、東陽倉庫テナントビル。前回のあいちトリエンナーレの時も会場として使われました。
ちなみに、この場所、50代以上で名古屋出身の方ならご存知かもしれませんが、以前は「トーヨーボウリングセンター」というボウリング場でした。
これは母からも聞きましたが、実際にOLの時に、会社帰りに同僚とボウリングをした覚えがあるとのことでした。
そして、同じく納屋橋会場3Fの名和晃平作品『FORM』。
これ、ヤシの実が主成分の植物性洗剤とグリセリンを使って発生させている泡。
神秘的でしたが、同時になんだか、なれない匂いに不思議な感覚でした。
次に、名古屋市美術館。
「生ましめんかな」。古い黒板に時折表示された奇妙な文字。
その黒板は、東日本大震災で津波被害に遭った学校の黒板を実際に利用したもの。
そして、その黒板に時折映し出される文字。
・・・これは、国語の教科書などでもご存知の方もいらっしゃると思いますが、
栗原貞子さんの「生ましめんかな」。広島の原爆の最中に起きた、防空壕でのお話。
<一部引用>
「私が産婆です。私が生ませましょう」
と言ったのは
さっきまでうめいていた重傷者だ。
かくてくらがりの地獄の底で
新しい生命は生まれた。
かくてあかつきを待たず産婆は血まみれのまま死んだ。
・・・作品の撮影もできたのですが、この内容を思い出し、あまりにも衝撃的過ぎて、シャッターを押せなかったのです。
さて、名古屋市美術館には外にも展示物があります。
これは、空飛ぶ泥舟。
予約はしていないので、中は実際に見てはいませんが、代わりに中からの様子をボランティアスタッフの方がタブレットを使って見せてくれました。
最後に美術館の前を走る、若宮大通に設置してある、漁船を遠くから撮影。
かつて、知多半島の突端にある、豊浜漁港で実際に使われていた漁船をここに移動設置したものだそうです。
遠く見える、知多半島も名古屋高速や名鉄電車に乗るとすぐ。
海が見える場所はやはり、私は好きですね・・・!