http://journal.mycom.co.jp/news/2011/10/20/074/index.html
初代のぞみとして1992年にデビューした300系が来春にて引退することが決まった。
300系自体はひかりとこだまで乗車したことがあるのみで、のぞみ運用で乗車したことは私自身はない。(700系、500系、N700系はのぞみで乗ったことがある)
当初、300系は今までにない新幹線の形で注目を浴び、「スーパーひかり」という仮称だったが、公募でのちにのぞみという名がついた。
しかし、デビュー当初の早朝の「のぞみ301号・新大阪行き」は名古屋駅と京都駅を通過するという、いわゆる伝説というか、名古屋では地域限定の社会問題にもなり、その当時私は小学生だったが、ご当地の中日新聞をはじめ、中部の財界や政界では、JR東海に対して改善する要望書を出したくらいだそうだ。(京都では観光時間帯に向かないだったためか、それほど問題にならなかったらしい)
いわゆる「名古屋飛ばし」という形でこの問題を扱っていたわけだ。
なので、あの当時、私自身も料金の高くて、名古屋を通過するのぞみ号をよく思わなかったのも本音だった。
ただ、結局は1997年にはのぞみ号がすべて名古屋駅に停車することになった。
300系は100系2階建てと比べると速度性能は上がったものの、移住空間にやや難があったように思う。しかし、外観はシャープで走行シーンはカッコいい。
今後はリニア・鉄道館で保存してある車両を見ることしかできなくなるが、新幹線の高速化に寄与した部分では300系の残した功績は大きいと思う。