映画「RAILWAYS」見てきました!
いやぁ、普段映画を見に行くことが少ない私ですが、良かったですよ。映画の舞台は島根県の宍道湖に沿って走る、「一畑電車」。主人公の中井貴一さん始め、キャストも味のある方ばかりでしたし、ハードなシーン(?)が多いハリウッド映画と比べると、やはりほのぼのとした日本的な映画だと思いました。これは鉄道ファンでなくとも必見!です。
まぁ、あまり書くとネタバレになるし、これから見られる方の楽しみを奪ってしまうので詳細は書きませんが、11年前に高倉健さんが演じた「鉄道員(ぽっぽや)」は昔なつかしのローカル国鉄線を描いたものに対し、このRAILWAYSは現代を描いているように私は感じました。この路線を見ていると、私の住む愛知県の隣、三重県の北勢地区を走る「三岐鉄道」に通ずる部分があると感じました。一畑は京王の中古車を導入していますが、三岐は西武の中古車を導入していることから、いずれも東京の都会から地方へやってきたという部分が共通しています。
しかし、それ以上にこの映画に出てくる、「デハニ50形」という昭和初期につくられた古豪の電車を見た時、実はあることを思い出しました。そう、かつて名鉄の600V線区間で走っていた、名鉄モ750形に似ているということ・・・。私も実際に乗りましたが、んで、よくよく調べていくと、どうも一畑のデハニ50形と名鉄750形は同じ日本車輌で製造された古巣が同じであり、製造された時期も同じような頃です。
ちなみに一畑のデハニ50は昨年、この映画の撮影を最後に走り終え、名鉄750形も2001年10月1日を最後に全車両引退ということになったわけですが、両車とも70年以上現役として走ってきたわけですし、デハニ50に関しては最後まで手動式ドア!といういまどき珍しい仕様ですから、ある意味、すごいものです。
それにしても、この時期にこのタイミングでの映画の封切はナイスタイミングだったかもしれません。
いまや地方のローカル鉄道は少子化やモータリゼーション(自動車社会)の発展、さらに高速道路の延伸や無料化など、ローカル鉄道にとって厳しい時代になってきています。
そんな中、こういった地方の鉄道をクローズアップした映画は見る人に印象付けるものであると思うし、私もそう感じました。また、鉄道趣味ブームも落ち着いてきて定着化してきたこともその要因の一つかもしれません。
いつか私もバタ電に乗りに行こうと思っています・・・!
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