先日、書家・作家の「榊莫山(さかき・ばくざん)」氏がお亡くなりになったニュースを聞いてビックリしました。莫山氏は、”バクザン先生”とも呼ばれていたそうで、三重県伊賀市(旧・上野市)出身でかつては大阪の八尾にも住まわれたことがあるそうです。
また、多くの方がこの”バクザン先生”を知ったきっかけだと思われる、宝酒造の焼酎「よかいち」のCM。この私もこのCMで知りました・・・!
そして、お住まいになられていた伊賀を走る、近鉄とも関わりがあり、かつて毎日放送テレビ(東海エリアではCBCテレビで放送され、放送エリア内に近鉄沿線も走っているためか、キー局同様、最終回まで放送)で放送された「真珠の小箱」の題字がこの莫山氏が書いたものを使用したり、また、近鉄の団体専用車両20000系「楽」の車体側面にある、”楽”の文字も莫山氏が書いたものだそうです。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、近鉄つながりと言うことで、その真珠の小箱が放送されていた時は、近鉄も今よりも観光に力を入れていたように私自身は感じましたが、最近は少し停滞気味な感じでした。しかし、以前、このブログでも記事を取り上げましたが、具体的な構想が近鉄の小林社長から出されたようです。
伊勢路に新型特急、花見トロッコ列車、阪神間から団体便(読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20100916-OYO8T00270.htm
「新型特急導入で新料金制度。阪神乗り入れは臨時電車用から」近鉄・小林社長インタビュー(毎日新聞)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100915/biz1009152217024-n1.htm
その中で特急のてこ入れやトロッコ列車の新設などが目に止まりましたが、少しビックリしたのが、新型特急車両が全車3列がけという、現行のアーバンライナーや伊勢志摩ライナーに採用されている、写真にもあるようなデラックスシートを、1編成まるごとに配置するということになるのだと思いますが、こういった例は、すでにJR東日本ではリゾート列車やお召し列車にも使われる、E655系電車が全車グリーン車なのですが、私鉄では近鉄が”初”となるかと思います。
記事を見る限り、1編成のみの新造でおもに大阪難波or上本町~賢島の運行で、近鉄名古屋からの運行は微妙な感じですが、今後の発表に期待したいと思います。
それから、トロッコ列車についてですが、お隣の南海電鉄がすでに高野線に「天空」という一般列車を改造したものがありますが、おそらくこれに近い形になると予想されます。
今後、近鉄は特急に関しては、使用される車両によって料金体系が変わるという話と、快速急行や急行、準急といった一般列車の見直しもされるようなので、3年後に近鉄がどうなっていくのかが気になるところです。
<以前書いたブログの内容>
・2010年1月21日木曜日 近鉄、新型観光特急投入へ 伊勢志摩へ誘客強化(中日新聞)
・2010年5月30日日曜日 近鉄、特急料金に早割・平日割 伊勢遷宮合わせ新型車も