2012年3月18日日曜日

近鉄名阪ノンストップ特急が明日にて終了

http://news.mynavi.jp/news/2012/03/13/089/index.html
明日で、名古屋~大阪鶴橋までノンストップだった、名阪甲特急が終了となります。
あさって20日からは、全列車津に停車をし、主要駅停車の乙特急との連絡を良くするという方向付けに。

このノンストップ便は、1960年(昭和35年)1月20日から設定されていましたが、当時は伊勢中川の短絡線が設置されておらず、伊勢中川駅で運転停車してスイッチバックでのノンストップ運転でした。
その1961年(昭和36年)3月29日から伊勢中川の短絡線の使用が開始され、現在の運用に近い形になりました。
この時、まだ難波までは近鉄線は開通しておらず、上本町~名古屋での運転で、しかも当時は鶴橋を通過しており、文字通り「名阪ノンストップ特急」だったわけですが、同年9月21日のダイヤ改正で鶴橋にも停車することになりました。
それから50年の月日が流れ、今日をもって名阪ノンストップ特急が完全に消滅することになりました。 今後、名阪ノンストップが復活する可能性は極めて低いだろうと思います(おそらく、イベント運転を除いては・・・)。

この50年の間、名阪ノンストップ特急を取り巻く環境は大きく変わりました。 新幹線の開業やのぞみ号の設定での速達化はもちろん言うまでもない話ですが、 高速バスの充実、新名神などの新しい高速道路の開通など、名阪特急にとっては厳しい状況にあります。
また、だいぶ先の話にはなりますが、将来はリニア新幹線の開業もありますので、 今回の全便が津に停車するということは、ある意味、先を見越した計画ではないかと個人的には感じています。
とはいうものの、難波で阪神なんば線へ乗り入れができる点を考えると、神戸方面への乗り入れも期待したいと思います。
まだまだ、名阪特急を含めた、近鉄特急自体のポテンシャルはあるだろうと思います。
来年には、新型の伊勢志摩方面向けの観光特急車両の投入も計画されていますし、ある意味、楽しみなところです。
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